フロントをディスクブレーキにしているT-1はよく見かけますが、リアもディスク化をしている車両はなかなか少ないハズ!?
自分もやってみたいけどイマイチ難しそうだとか、どんなものか見てみたいという方、ご参考にどうぞ!
(2005年3月~2006年11月頃の内容の再編集記事です)
まずはレイアウトの確認です。
こんな感じで付きますが、
ブレーキチューブは純正ではやはり届かなそうです。
ではまずジャッキアップをしてタイヤを外しましょう。
ヘルパーがあると便利ですね。
ちなみに良い子はキチンとリジットラック(ウマ)で固定しましょう。
センターナットを外します。
ご覧のような工具があるととても簡単・確実に作業できます。
今のうちこちら側からサイドブレーキのワイヤーを外しておきましょう。
実はローダウン作業時もこの方がだんぜんラクなんですよ!
ドラムを外します。
ドラムさん、長い間お疲れ様でした~
ブレーキチューブを切り離す場合は、
フルードが垂れてこないようにこういう工具でホースをつまんでおきます。
センターのハブシール部を取り外してバックプレートを取り外します。
サイドブレーキケーブルも一緒に引き抜きます。
私が購入したキット内容です(片側分)。
お金持ちじゃあないので、安いほうです(汗)
ブレーキチューブは別に用意します。
キットには入ってこないものでして…
ちなみに長さは42cmでぎりぎりでした。
さてここからが組み付けです。
まずはキャリパーのブラケットから組み付けます。
でもオイル漏れは勘弁なので、
ガスケットにキチンと液状シーラントを塗ってから取り付けましょう。
ブラケットが付いたらディスクローターを取り付けます。
新品って綺麗でいいですね♪
私のはロングアクスルタイプなので、
シャフトにスペーサーが入ります。
そして規程トルクでナットを締め付けます。
ここでもこの工具が役に立ってくれます。
もちろん緩み止めの割りピンを忘れてはいけません。
新品のサイドブレーキケーブルですが、
グリスが全然塗られていないので自分で塗ります。
(輸入品はこういうのがほとんどです)
キチンとグリスアップしたらキャリパーに取り付けます。
簡単でしょ?
最初につけたブラケットにキャリパーマウンティングを取り付けます。
ローターとの隙間に要注意です!
ここで擦れたらアウトですので、
きっちりと中心に来るか確認しましょう。
本来ならばウェーブワッシャー等で緩み止めを施されているはずですが、このキットではそれは無かったのでアドヘシブで緩み止めをします。
ディスクパッドの当たる部分には、
薄~く専用のグリースを塗っておきましょう。
不要な鳴きを防止出来ます。
新品のブレーキチューブはこういう工具で曲げます。
こんな感じにね。
ついつい曲げすぎたりしそうになりますが…
で、こんなカタチになります。
あくまでも現物合わせでね。
ディスクパッドをセットしていよいよディスクキャリパーを取り付けます。
しばらくしてから気付いたのですが、ディスクキャリパー左右逆でした。(汗)
ディスクキャリパーが逆なのは置いといて、(汗)
ブレーキフルードのエア抜きをします。
そしてサイドブレーキケーブルをセットして、
長さを調整します。
ん???
前の画像でお気付きだったかな?
そう!ワイヤーが長すぎるんです。
輸入販売元に聞いてもどうにもなりませんでした。
多少問題はあるものの、これにて完成。
この向きが正常なキャリパーの向きです。
お恥ずかしい
術後そうは時間が経っていない頃にふと覗いたらこんな事になっていた。
恐ろしいほどのパーツクォリティーだね…
(サイドブレーキケーブルのビニールコーティングが、
割れて剥き出しになっていた)
少々問題ありきのリアディスク化でしたが、もちろんこのままで終わるわけがありません。
ワイヤーの長さは近いうちに対策を講じる予定。
剥けてしまったワイヤーはスペアを準備しているので近いうちに交換予定。
肝心のブレーキフィーリングは、劇的に変わったという事は私は感じませんでした。
でも制動時に前つんのめりになりにくくなったと言うか…
まあ、日常のブレーキングではまずそういうブレーキングはしないですね(汗)
雪道も走行しましたが、リアだけ効きすぎることも無くとてもいい感じでしたよ。
警告!
4輪ディスクブレーキにした場合はマスターシリンダーの容量不足が生じます。
ですので大容量のマスターシリンダーに交換する必要があります。
それは下記↓をご参照下さい。
(でもコレも問題だらけで、写真撮影どころではありませんでした)
今回購入したキットがこれ。
ユニバーサルタイプかな?
今回はフルードが漏れないようになんて言ってられないので、全てを抜き取ります。
前後この様にしてペダルを踏んで抜くとだいぶ楽でしょう。
作業時にいつまでもダラダラとたれてくるのは頭にきますからね。
取り替える前の純正マスターシリンダーです。
配管と配線を外してしまえば、あとはこの室内からのボルト2本で外れます。
(場合によってはブレーキのプッシュロッドも外す必要アリ)
そして、外した物とこれから付けようとする物を並べて比べてみた。
イキナリですが、配管をしてボルトを締めて配線をして完成です。
もちろんエア抜きも忘れずに!
そして錆びているのは1週間後の確認時のものだからです。
漏れ等は無いでしょ?
このレイアウトをご覧下さい。
かなり悩みました&頭に来ましたよ!
超難解なパズルってカンジ。
長さを合わせる為のスペーサーが付属していたのですが、そんな物付けるスペースなんて何処にもありませんでした。
(かなり苦労した痕跡が見えます?)
配管の出口の向きやスイッチの関係で、部品が足りないことが判明。
急遽ドナーカーから拝借致しました。
それがこのTの字のフィッティングです。そして渦巻きにされている短いブレーキチューブ。
もう二度とやりたくない作業の第一候補ですよ…
スペーサーがあってはじめて同じ長さになる設計の品らしく、それを付けられなかったからプッシュロッドの長さがあわなくなりました。
また、配管を取り付ける穴はあるのにフレームに干渉して配管が出来ない箇所があるので、スイッチが取り付けられずに困りました。
スイッチは1個でもブレーキランプは光るので構わないのですが、液漏れをした場合の警告灯が点灯しなくなる為に、がんばって考えた結果があのTの字のフィッティングです。
ちなみにコレを装着してから車検は持ち込みで何度か通しましたが、全然問題なく通りましたよ!
まあ一応全てご参考までに…
気になっていたワイヤーの長さを調節しました!
今回準備したのがコレ!
特注で延長用のカラーを作ってもらいました。
で、長めに作ってもらったので、
車両に合わせてカットします。
イメージとしてはこんなカンジ。
ワイヤーのガイド部分のみを長くします。
装着するとこうなります。
見事に延長されましたでしょ?
更に前回の剥き出し事件を踏まえて準備したのがコレ。
熱収縮チューブです。
こんなふうに被せて…
ドライヤーや火あぶり(火災注意)等で熱を加えると、キューって縮むんです。
面白いでしょ?
そしてこれで完成。
見事に一体化したでしょ?
これなら延長したとは言われなきゃ解りません。
アップ画像をどうぞ。
気になる熱収縮チューブは、スミトモのスミチューブっちゅう名前でした。
ここで比較画像です。
右が延長なしで左が延長したもの。
こんなに違うんですよ~
ようやく念願の普通の長さのワイヤーになりました~。
おかげで2ノッチで効く様になりました!
もうワイヤーは飛び出しませんよ!
ってこれが当たり前なんだけど…
これは今までの状態。
ワイヤー延長したのでだいぶいいのですが、
まだショックに擦りそうな嫌な感じでした。
(ワイヤー延長前の状態はキット装着時の画像参照)
そしてこれが改善後。
ブラケットをアルミで追加して、某国産からバンドを拝借して固定しました。
これでショックに干渉する事も無いでしょう♪
肝心の今回の主役である 延長用カラー は、Kohey Machine R&Dさんで作ってもらいました!
自分のも似たような悩みがあると言う方はご相談されてみてはいかがでしょうか?